融和姿勢を崩さない文大統領と強硬姿勢を強く訴える安倍首相

韓国ではいま平昌オリンピックが開かれておりますが、それと同じぐらい注目されているのが北朝鮮の動向です。

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スポーツに政治は持ち込まないという原則があるはずなのですが、韓国のアイスホッケーチームに北朝鮮の選手を参加させ、南北合同チームで出場させる韓国政府をはじめ、日本も安倍首相がオリンピックの開会式をきっかけに日韓首脳会談を行うなど、オリンピックに並行して様々な外交合戦が繰り広げられています。

さて、そのような中で韓国では韓国政府主導の北朝鮮との対話ムードができあがっていますが、オリンピックに訪問中の北朝鮮の高官が南北首脳会談の可能性を示唆しました。

文大統領としては韓国左派の念願である南北首脳会談をなんとしても実現したい意向ですが、安倍首相から経済制裁による圧力を強化するよう要請されています。

北朝鮮との融和姿勢を崩さない文大統領と北朝鮮への強硬姿勢を強く訴える安倍首相の対比は、日韓の連携を崩すことが目的である北朝鮮にとって、まさに願ったり叶ったりでしょう。

なぜこのようなことが起きるのでしょうか、これはアメリカのトランプ政権が対北朝鮮外交において統一した見解を持たないことが見解でしょう。日本も北朝鮮も韓国もトランプ政権の顔色を伺いながら外交を行っておりますが、ペンス米副大統領が「直接対話は可能」と言ったと思ったら「核兵器を破棄するまで最大限の圧力をかける」など、相反するメッセージを織り交ぜており、アメリカの外交方針が読み切れないためです。

文大統領は南北首脳会談を実現させるために、米韓合同軍事演習についてあいまな姿勢をとっていますが、この北朝鮮による微笑外交によって核開発の時間稼ぎとなり、東アジアの緊張につながらないことを願うばかりです。