慰安婦合意検証で墓穴を二つ掘ってしまった韓国

f:id:akaglasss:20171229223408p:plain

韓国政府のTFが慰安婦合意の検証を行っていましたが、その検証結果をTFが公表したようです。

www.sankei.com

一方、韓国国民を納得させるために交渉の「非公開部分」を公表し、朴槿恵政権の交渉の問題点を強調したことは、日韓間の合意の範囲が“拡大”したことを意味する。韓国政府にとっては自らの首を絞める内容が含まれており、今後は難しいかじ取りを迫られるだろう。

文大統領としては朴槿惠前大統領の時代の合意を否定することで、自分の政権の正統性を高めることに利用しているようです。そして、合意をそのまま継承するのは、文大統領の総選挙当時のマニフェストに反するため、検証を行なって時間稼ぎをしていたというのが今までの流れだと捉えています。

そのような中で、慰安婦合意の検証の結果が公表されたわけですが、韓国政府が墓穴を掘ってしまった点は2つあります。

一つは当時非公開であった外交文書を公開してしまった点です。

japanese.joins.com

大きな問題は経緯調査という名前で外交上越えてはならないラインが守られなかったという事実だ。30年間秘密にするべき外交文書が2年で公開された。今後、文在寅(ムン・ジェイン)政権はもちろん、今後のすべての政権の外交で重荷になるのは明らかだ。日本は言うまでもなく、どの国が韓国政府を信じて秘密の取引をするだろうか。

今回、検証過程において慰安婦合意の裏合意があるのではないかと検証されてきましたが、検証の結果、裏合意について書かれた非公開外交文書が公開されてしまいました。これは国際社会において、韓国が非公開文書を簡単に公開してしまうという風に写ってしまいます。第三国に韓国は外交儀礼さえも守らない国と写ってしまうのは、韓国の墓穴というほかないでしょう。

もう一つは、裏合意を公開したことによって、韓国はその裏合意も守らなければいけなくなってしまった点です。www.tokyo-np.co.jp

日本は(1)第三国での慰安婦関連碑・像の設置は不適切(2)「性奴隷」という言葉を公式に使わない(3)慰安婦関連団体の説得は韓国政府が行う-などと要望。韓国側は像設置の動きを支援しないと答えるなど、非公開部分の合意は日本側の要望に沿う形になったとしている。

裏合意は公開はしないけれどもこの事は互いに守ろうねという合意です。そのため、互いの国民感情を考慮して非公開のまま2年が過ぎてしまいました。そして、文大統領としては「朴槿恵はこんな売国的な合意を結んだんだ!」というかたちで、朴槿恵前大統領の政治がいかに悪かったのかを強調することが目標だったと考えます。

しかし、非公開の外交文書と公開した外交文書では、明らかに公開した外交文書の方が重要性が高いです。そして自ら「合意の一部分」である事を明言したため、合意を破棄しないかぎり、守る義務が生じてしまいます。ここが韓国の二つ目の募穴です。

韓国はツートラック外交と称して、安保問題と歴史問題を切り離して日本と外交を行うつもりですが、外交儀礼を簡単に破ってしまう韓国を日本政府が信頼するか甚だ疑問です。