日本の核武装は日本の破滅の始まり

f:id:akaglasss:20170830192055p:plain

お疲れ様です。Newsweekにこのような記事が掲載されていました。

www.newsweekjapan.jp

三浦瑠麗氏は記事の中でこのような提言を述べました。

強硬な動きと穏健な動きの両方が必要だ。強硬面では、北朝鮮周辺でアメリカが持つ軍事力の増強が必要だろう。北朝鮮の核施設やミサイル基地を狙った攻撃能力や、情報機関の格上げ、さらに日本と韓国が独自の核抑止力を持つことすら必要になるかもしれない。

三浦瑠麗氏は日本の核武装を容認する立場を明確にしました。しかし、日本が核配備を行うメリットは皆無に等しく、むしろデメリットの方が大きいと考えます。その理由を何点か述べたいと思います。

一つ目は日米同盟が根底から覆されてしまうためです。三浦瑠麗氏は記事の中でこのようなことも述べています。

トランプは2016年の米大統領選前、北東アジアの同盟国はアメリカの安保に「ただ乗り」していると批判していた。韓国と日本がより強硬な対北朝鮮政策を導入すれば、米政府や米国民から信頼を取り戻せるかもしれない。

まず東アジアのなかで日本・中国・韓国・北朝鮮のすべての国が核配備したとしましょう。その事実だけで、東アジアの安全保障は根底から不安定なものになるでしょう。つまり戦争が発生するリスクが高まってしまうのです

そして、アメリカのトランプ大統領はアメリカ大統領選挙の期間中に日本と韓国の核配備について発言したことで批判されました。なぜトランプ大統領はこのようなことを述べたのでしょうか。それは、「東アジアの問題は東アジアで解決して欲しい、そうすれば米国は戦争に巻き込まれなくても済む」という米国世論の空気を読んだ上での発言なのです。

「韓国と日本がより強硬な対北朝鮮政策を導入すれば、米政府や米国民から信頼を取り戻せるかもしれない。」と三浦瑠麗氏は述べましたが、もし日本や韓国が核配備した場合、アメリカから「じゃあ後は頼んだね」というかたちで核の傘の解消、ないしは戦争に巻き込まれないため日米同盟の解消の可能性すら存在します。

二つ目はNPT体制への重大な挑戦です。記事を引用します。

www.newsweekjapan.jp

現在の国際連合を中心とした核不拡散体制への重大な挑戦になるからです。日本が核武装宣言をするということは、具体的にはNPT(核不拡散条約)体制、そしてこれと表裏一体であるIAEA(国際原子力機関)、更には、日本と各国の間で締結している「原子力協定」の総てから離脱することを意味します。

つまりNPT(核不拡散条約)体制によって世界各国の核兵器を少しでも減らしていくというコンセンサスを根本から揺らがせてしまいます。そこからの離脱は、国際社会から「我ガ代表堂々退場ス」と同じような目で見られてしまうでしょう。

日本が現在の北朝鮮やイランと同じような扱いを受ける可能性があります。そこには、貿易立国である日本の衰退につながるでしょう。